2008年03月

2008年03月03日

名ばかり管理職

マクドナルドの店長が残業代の支払いを求めた裁判で裁判所はこの店長に残業代の支払いを命じた判決をしました。この判決についてはすでに多く報じられています。

東京地裁の判決は、行政通達に添った判断をしたと考えて良いのでしょう。

ところで、労働基準法の条文は、「事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者」と規定してます。

行政通達では、「管理監督者」として一つにまとめてしまっています。条文を読む限りでは、監督の地位にある者、管理の地位にある者、それぞれが規定されています。

広辞苑によれば「監督」とは、「目をくばって指図をしたり取り締まったりすること」、「管理」とは、「ヾ紐蹐掘⊇萢すること。∈盪困諒歛検ν用・改良を計ること。事務を経営し、物的設備の維持・管轄をなすこと。」としています。

条文に定める監督若しくは管理の地位にある者は、文理どおりに考えるのならば「管理監督者」と、一つにまとめるのではなく、「監督者」と「管理者」として考えるべきなのではないかという疑問が生じます。

裁判所は行政通達をなぞるだけでなく、自ら法律の解釈をしても良かったのではないでしょうか。